2023-01-01から1年間の記事一覧
こちらのエントリは映画『ナポレオン』の感想のふりをした自分語りです。前半は概略程度のほんのりネタバレあり、後半はしっかりネタバレありの構成です。ネタバレせずに語れるほどの表現力の持ち合わせがないものですから。
"Love letters from French sailors taken prisoner in the Seven Years War. History of the emotions meets naval history" とMuir先生の投稿(Twitterないしnitter)でコメントされている、『ガーディアン』の記事: Addley, Esther. “ Unopened 18th-Cent…
卯年生まれのナポレオニック軍人を探してみた時に、前後の干支生まれがたくさん見つかったので、勢いでそちらも探してみたメモ。 あくまで勢い。
かつてSNSを利用していた頃、作文するのが遅すぎるあまりに下書きで終わってしまっていた内容+αを載せるコーナー。
先日所用で京都市を訪れました。用が済んでから鴨川沿いを歩いていたところ、二条大橋の少し上流に何か見えました。近づいてみると、等間隔に平らな石がずらり。そこをぴょんぴょんぴょんと跳んで向こう岸から渡ってくる人あり、反対にこちらからあちらへと…
Shore, Henry, editor. “Letters from the Peninsula during 1812-13-14." Journal of the Royal United Service Institution, vol. 61, no. 441, Feb 1916, pp. 91–140. Internet Archive のメモ。 1812年春。元軽師団付き工兵士官で英国に戻ったライス・ジ…
前回のエントリ(「43連隊付き外科医のギルクリスト医師によるクロフォード将軍評」 | creature2018@仮設)に書いた通り、マクラウド中佐とクロフォード将軍が口論したことがあったと知った。そこで、その口論の内容を示唆する史料がないかと検索してみた。…
43連隊の士官による回想録 John Henry Cooke, A Narrative of Events in the South of France, and of the Attack on New Orleans, in 1814 and 1815, 1835, p. 309n. Google Books のメモ。 43連隊付き外科医だったギルクリスト医師からの手紙が抜粋されて…
トラベラーズ・クラブについて調べてみた時に出てきた住所 No. 49, Pall-Mall についてメモ。参照しているのは主に British History Online (BHO) の以下のページ。 Pall Mall, North Side, Past Buildings | BHO Pall Mall, North Side, Existing Buildings…
【ネタバレあり】このエントリではS・J・ベネット著『エリザベス女王の事件簿 バッキンガム宮殿の三匹の犬』の核心に一部触れています。
Twitter(当時)をしていた頃に見かけた、秋らしい話題: イギリスの植物学者 Leif Bersweden 博士が散歩中に集めてポケットに入れていたどんぐりの写真。2020年のものと、 2022年のもの。鮮やかな色と、艶。美しい。 これとは反対に、お散歩しながらどんぐり…
James Anthony Gardner, Recollections of James Anthony Gardner, 1906, pp. 41-55, Internet Archive からのメモ。 1784か1785年の秋。ニューファンドランドから帰国する際、希望する者は誰でも犬(1人1頭?)を連れ帰ってよいとキャンベル提督から許可が出…
時計技師ハリソンとキャンベル提督について検索していたところ、前者の子孫による伝記 Memoirs of a Trait in the Character of George III. of these United Kingdoms, Google Books を発見。キャンベル艦長(後に提督)について興味深い記述が色々とあり、…
商業作品に登場するジョン・キャンベル艦長についての感想等。作品が公開された順。 1901年の小説 Quiberon Touch 2000年のTVドラマ Longitude 2001年の小説 The Eaglet at the Battle of Minorca 2001年の小説 River Thieves(2023-10-11追記) まとめ+α 1…
軍事学系ジャーナルを検索中にたまたま見つけた短信コーナーに書いてあったのがこちら: (3466). Gold Watch (Brequet) and Chain, which originally belonged to Lieut.-General Sir Charles Craufurd, G.C.B., who was the British representative with the…
クロフォード将軍の甥(長兄の子)で陸軍士官でもあったアレクサンダー・チャールズ・クロフォード(1794-1838)。彼は摂政時代のダンディとして有名で、ついたあだ名が《ティーポット》・クロフォード。由来は、彼がイートン校時代からずっと黒いティーポッ…
新しい資料を発見した喜びのまま書きなぐったメモです。わーいわーい。 背景情報(概要): ウィリアム・キャンベル大尉やクロフォード将軍と関わりがある、プロビー家関連の資料発見。 背景情報(詳細): ウィリアム・キャンベルの父はチャタム海軍工廠の会…
今年(2023年)冬公開の映画 “Napoleon” のトレーラーが公開されたそうで。 youtu.be 1:41頃に映る、赤い軍服に勲章を付けた人物が気になります。 2時間半もの上映時間とはいえ、かなりスピーディーな展開だろうから、フランス側の知識もつけておかないと置…
以下はジョン・キャンベル提督の書簡 RGO 14/13 と、その文字起こし。 London 4th^ March 1785 Sir Wishing to ascertain the Longitude of St John[']s[,] Newfoundland by observations of the Eclipses of Jupiter[']s Satellites I beg you will please …
以下は Schwertfeger, Geschichte der Königlich Deutschen Legion, 1803-1816, vol. 2, p. 501-2. Google Books の翻訳(英訳版も参照)。ワーテルローの戦いにおいてアルテン将軍指揮下の第3師団、KGL第2軽歩兵大隊所属少佐としてラ・エー・サント守備にあ…
以下は Passages in the Early Military Life of General Sir George T. Napier, K. C. B., pp 144-5. Google Books の翻訳。1810年9月27日ブサコの戦い。軽歩兵師団第52歩兵連隊のジョージ・ネイピア大尉が、敗走していくフランス軍を追撃していた時のこと――…
以下は Terry Coleman, The Nelson Touch: The Life and Legend of Horatio Nelson, 2004, pp. 19-21 Google Books からのメモ 海軍士官に任務を与えるのは Admiralty の管轄だが、若きジェントルマンが海尉任官にふさわしいかどうかの試験(海尉昇進試験)…
18世紀頃の減酒指導例(想像図) 医師「まず封蝋を用意します」 患者「? はい」 医師「次にそれを酒杯に垂らします」 患者「?? はい」 医師「そうして蝋が固まったら、酒を注いで飲んで結構です。これを毎日繰り返すことによって、自然に酒量を減らせます…
クロフォード将軍はロドリーゴで負傷するもガスリー医師のドレナージにより一命をとりとめ帰国療養、その後ワーテルローの戦いにぎりぎり参戦。ピクトン将軍と再会し平和に罵り合う。 「病み上がりは引っ込んでろ」 「私服野郎はいっそ鉄鍋でも被ってろ」 被…
RNの提督 Sir Home Popham の伝記を執筆中のReiter先生。文書館での調査中にこんな手紙を発見なさったらしい。 Also loving Captain William Simpson's signature, which is not only refreshingly legible but also apparently uses little 19th-century em…
2022年10月頃、Twitterがイーロン・マスク氏に買収されて以来目にしてきたニュースや、自分の心境の変化を覚え書きとして記しておこうと思います。
T社(というより今やX社)及びそのCEOに対して色々思うところがあり、これまでのTwitterの投稿を削除しました。以降新しく投稿するつもりもありません。今後については未定ですが、こちらのブログ等でお知らせする予定です。 フォロワーの皆様、Twitterでは…