寅年・辰年生まれなナポレオニック英国陸軍士官（海軍や他国の人も少し）

卯年生まれのナポレオニック軍人を探してみた時に、前後の干支生まれがたくさん見つかったので、勢いでそちらも探してみたメモ。 あくまで勢い。

前置き

• 調べるにあたって参照したもの: カシオによる高精度計算サイトの九星盤計算とか干支カレンダーとか。
• 年支は節分で区切って見ています。

寅年の人

• 1734年・甲寅 🌳🐅
  • ラルフ・アバークロンビー将軍（旧暦？1734年10月07日生） A Biographical Dictionary of Eminent Scotsmen
  • セント・ヴィンセント卿（イングランドの旧暦1734年01月09日生＝新暦1735年01月20日生） ¹ 本人の証言　
• 1758年・戊寅 ⛰🐅️
  • マッセナ元帥（1758年05月06日生） マルボ男爵の回想録（英訳）; 原文？
  • ピクトン将軍（1758年08月の20日か24日生）
  • ネルソン提督（1758年09月29日生）FreeReg
• 1770年・庚寅 🗡️🐅️
  • ベックウィズ大佐（1770年02月17日生）家系史調査サービスで閲覧可能な史料を典拠にしたと思われるウィキペディア記事より
  • スーシェ元帥（1770年03月02日生）1826年の出版物
  • ダヴー元帥（1770年05月10日）1811年の出版物
• 1782年・壬寅 🌊🐅
  • ウィリアム・キャンベル（1782年02月08日生）受洗記録に併記
  • チャールズ・ネイピア（1782年08月10日生）弟による伝記
  • マルボ男爵（1782年08月18日生） 回想録; 回想録（英訳）

これに加えてフランスのヴァンダム将軍、E・ケレルマン将軍、カンブロンヌ将軍、また英国の〈ティーポット〉・クロフォードも寅年生まれかもしれない。

辰年の人

• 1748年・戊辰 ⛰🐉️
  • グレアム将軍（旧暦？1748年10月19日生） ² 霊廟（Wellington's Men Remembered）
  • コリングウッド提督（旧暦？1748年09月26日生）1812年出版の貴族年鑑
• 1760年・庚辰 🗡️🐉️
  • グナイゼナウ元帥（1760年10月27日生） 1841年出版の書籍
• 1772年・壬辰 🌊🐉
  • マレー将軍（1772年02月06日生） ³ United Service Magazine, 1846
  • アラバ将軍（1772年02月07日生） ⁴ 1853年出版のスペインの事典; 現代のスペイン人名辞典
  • コール将軍（1772年05月01日生）墓碑（Wellington's Men Remembered）
  • ヒル将軍（1772年08月11日生）とりあえず1813年の雑誌
• 1784年・甲辰 🌳🐉
  • ウィリアム・ウォア（1784年04月15日生） ⁵ 伝記
  • ジョージ・ネイピア（1784年06月30日生）家族による銘板

ポンソンビー将軍は1772年生まれで辰年かと思いきや、伝記にて、兄弟の誕生日から逆算して本人は1771年3月～1772年1月生まれの可能性が指摘されている。ということは、卯年生まれかもしれない。

感想

卯年生まれの倍ほど見つかりました。同い年の組み合わせがわかって楽しかったです。

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1. 私は年支を節分で区切る派なので、1735年1月生まれの年干はここでは甲寅としています。↩
2. Graham姓の表記はグレアムとグラハムどちらが適当なのかがわからない。↩
3. Murray姓は、英語音声を聞いているとマレーよりもマリーの方が近い気もする。↩
4. 英語版ウィキペディアでのアラバ将軍の生年と生月は誤記載なのでは。（英語版ウィキ: 7 July 1770、19世紀スペインの事典: 7 de febrero de 1772）↩
5. Warre姓の英語読み（のカタカナ表記）がわからない。↩