creature2018@仮設

長い18世紀のイギリス

RTs 卯年とかコールドミートとか

かつてSNSを利用していた頃、作文するのが遅すぎるあまりに下書きで終わってしまっていた内容+αを載せるコーナー。

卯年ですね

(略)33号さんの2023年初描きを拝見した私: あっバニーの日のうさぎマスクだ、わーい! 師団長ズもお揃いdいや う さ み み … … ?
ウサ耳=白という自分の思い込みに気づかされました。ですよね、黒ウサギもいますものね、ブラック……!

センターのうさぎマスクのミステリアスな微笑にも視線を奪われました。

インスパイアされて(?)卯年生まれなナポレオニック軍人を調べてみました。1735年・1747年・1759年・1771年・1783年・1795年生まれを対象とすると、たとえば1771年(辛卯)生まれのサムフォード・ウィッティンガム(南米侵攻でホワイトロック将軍のExtra ADCを務めた)。1フランス軍では、とりあえずウィキペディアのMarshal of the Empireを参考にすると、1735年(乙卯)のケレルマン元帥。

軍人以外に対象を広げれば銀行家のトーマス・クーツが1735年の乙卯年、小ピットが1759年の己卯年生まれ。

追記(2023-11-23): フランスのジュノー将軍が1771・辛卯2、またワーテルローの戦いの日誌で有名な砲兵隊のA・C・マーサー大尉が1783・癸卯年生まれ。3

アラバ将軍の大嫌いな単語二選

33号さんの『司令官は食に絶望した民族』、アラバ将軍が涙目で震えているところに不憫かわいさを感じましたすみません。勢い余って暴言吐いてるストレートに感情と意見を表明できる健やかさが好きです。

美味しいごはんが食べたければ軽師団長のところが一番ですけれど……(前門のウェリントン後門のクロフォード)

そして参照史料を見に行ってみたところ、

General Alava told me that when he travelled with the Duke and asked him at what o'clock he would start, he usually said "at daylight"; and to the question of what they should find for dinner, the usual answer was "cold meat." J'en ai pris en horreur, added Alava, les deux mots daylight et cold meat!

肝心のアラバ将軍の発言だけフランス語で、私にはさっぱり。助けてグーグル翻訳(仏英): I hated it, added Alava, the two words daylight and cold meat!
アラバさーーーん(笑) 目次部分にも "Alava's horror of cold meat" と。慄いてる。

元海軍の人だからといって早起きや粗食が平気というわけではないですよね。

個人としては食への興味がそれほどなくても司令官としては兵士たちの食に力を入れている、というウェリントン公にますます尊敬の念しかありません。

師団長ズ

英語圏のナポレオニック界隈でRTされていて知ったのが、あっちゃんことウェリントン卿のイベリア半島での師団長ズのイラスト。センターが……!

青い鳥のファビコン

私の環境だけかもしれないですけれども、Twitterで投稿されている画像を新しいタブで開いた時、そのファビコンは青い鳥のままですね。


  1. A Memoir of the Services of Lieutenant-General Sir Samuel Ford Whittinghamによると1772年1月29日生まれ。私は干支は節分で区切る派なので、ここでは辛卯生まれとしています
  2. ジュノー将軍は1771年10月25日生まれ?(1814年出版の史料
  3. マーサー大尉は1783年3月28日生まれ(DCB; 息子による証言; 現代の書籍